2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

尖閣諸島。自分が総理か外相だったら、まずぜったいに中国船員の逮捕なんてやらない。前原なり外務省なりが、逮捕によって国益にいかなるプラスがもたらされると考えていたのか、ほんと不思議だ。逮捕しなければならないほど切迫した理由があったなら、国際…

「インド人が経営するインドカレー屋がつぶれる法則」って、あるんじゃないだろうか? 地元のインドカレー屋が数ヶ月前、一軒つぶれたのだが、店の中をちょっと覗いただけで、インド人店員がものすごい勢いでこちらを察知してくるので、客としては、なんとな…

胃の中にもぐりこんだら、筋肉組織がむきだしになっているような、妙に幾何学的なまだら模様が走っていて、かばんの中味みたいに平たくなっている底の方には、紙挟み式のクリップと針金式のクリップが落ちていて、あまりに気持ち悪いので、オエッと吐き出し…

ジム・シェリダン『マイ・ブラザー』(2009)

BROTHERS 105分 出演: トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン http://my-brother.gaga.ne.jp 戦死したはずの夫が生還した、驚くほどの別人になって…。人間が理解を超える行動を強いられた時、その人と周囲の人々に何が…

本棚に若桑みどり『マニエリスム芸術論』(ちくま学芸文庫)があったので、読んでみると、いろいろ腑に落ちた。ルネサンス絵画として完成された、ヴァザーリの挙げる5つの原理、「規範」(形体の構成上の調和)「秩序」(構造の手法と様式の統一)「比例」(…

最終日にして「ナポリ・宮廷と美 カポディモンテ美術館展」(@国立西洋美術館)。なかなか面白かった。ナポリを見てから、死にたいものですなぁ。 ダ・ヴィンチやラファエロの影響を受けたルネサンス様式(コレッジョ「聖アントニウス」、ベルナルディーノ・…

ジョアン・セーザル・モンテイロ『ラスト・ダイビング』(1992)

O Último Mergulho (88分・35mm・カラー)死を想い波止場で淋しげにたたずむ青年に、老人が声をかける。実は自分も人生に飽きている。最後に街に繰り出し存分に遊び、それから死ぬことにしようじゃないか…。ネオン煌めく夜のリスボンで繰り広げられる歌と踊…

佐々木敦氏が婉曲ツイートをしてたので、思い出したこと。夏ぐらいにオタクO氏とスカイプで話したとき、「『けいおん!』が人気みたいだけど、最近のアニメはどうなの?実際の所、かわいいロリキャラが出てればOKみたいになってない?」と聞いてみたら、「そ…

マノエル・ド・オリヴェイラ『階段通りの人々』(1994)

A Caixa (96分・35mm・カラー)リスボンの街路を舞台にした群像劇。「すべての私の映画同様、『階段通りの人々』は人生から沸きだした特別な何かだ。それは貧しくて周縁にいる、ほとんど忘れられた人々の目を通した真の人間性のポートレイトだ。これは1920…

厚労省の郵便不正問題。村木元局長は復職し、FDを書き換えた罪で前田検事が逮捕されたわけだが、いったん改竄したデータをどうしてもう一度、元の日付に直さなかったのか、これはものすごく不思議な点である。証拠書類として裁判に提出されなかったわけだか…

昨日の話だが、「(自分は本を読んで洗脳されるのが嫌なので)影響力のあるインテリに対しては、その人間が読んでいる本を読んで、逆に洗脳しかえすぐらいの気持ちでいる(笑)」と言ったら、「さすがにそんな意識は(自分は)ないなぁ」という反応が返って…

黒澤明『蜘蛛巣城』(1957)

出演:三船敏郎、山田五十鈴、志村喬、久保明、太刀川洋一、千秋実、佐々木孝丸、浪花千栄子、清水元、藤木悠、土屋嘉男、高堂国典、稲葉義男、上田吉二郎、堺左千夫、井上昭文、小池朝雄、加藤武 (110分) 黒澤明がシェイクスピア四大悲劇の一つ「マクベス」…

上野で歓談。ツイッターでやりとりしてるので、あらためて話すこともないような気がしてしまったが、とりあえずリフレ派への勧誘活動(笑)。奈良県庁は県下の高校に「せんとくん」の着ぐるみを貸し出すサービスをやっているらしい。原則、身体の小さい女子…

フレッド・ニューメイヤー『豪勇ロイド(Grandma’s Boy)』(1923)

主演:ハロルド・ロイド、ミルドレッド・デイヴィス、アンナ・タウンゼント、チャールズ・スティーヴンソン 気が弱いおばあちゃんっ子のロイド。愛しいミルドレッドとの仲も、恋敵に邪魔されてばかり。そんな時、町がならず者に襲われ、ロイドは保安官代理を…

フリッツ・ラング『怪人マブゼ博士(Das Testament des Dr.Mabuse)』(1932)

主演:ルドルフ・クライン=ロッゲ、オットー・ヴェルニック、グスタフ・ディーズル 偽札工場の黒幕を追うローマン警部の前に、精神病院に入院しているマブゼ博士の存在が浮かび上がる。病院に博士を訪れた警部は、彼がすでに死んでいたことを知るのだが、そ…

ジョエル・ホプキンス『新しい人生のはじめかた』(2008)

LAST CHANCE HARVEY イギリス映画 英語 93分 出演: ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン、アイリーン・アトキンス http://hajimekata.jp アメリカの落目CM音楽家ハーヴェイと、イギリスの空港で働く婚期を逃した40代のケイト。人生の…

「オレは保守主義者だからE・Burkeが好きでRousseauがきらいだ」という人がたまにいるのは、まったくもっておかしなことであることのメモ。本文を読めば、Burkeが私淑していたHumeがRousseauと会話したエピソードが出てくる。曰く、Rousseauは奇矯な人ではあ…

自分は昔からけっこう考えすぎるタイプだと思うのだが、基本的にこの性格は生まれつき(遺伝子)だと思っている。しかし環境要因としては父親の影響が無視できない。センスという名の直観、経験に裏打ちされた偏見、他人を振り回す行動力(←皮肉)。これらを…

浅田次郎『蒼穹の昴』(講談社文庫)、ドラマ版がNHK総合で放送されるらしいが、これは楽しみだ。文庫本の第1巻(全4巻)を読んだだけだが、光緒帝の治世、西太后が君臨する清朝末期の物語はすこぶる魅力的。科挙試験のありさまがこれほどまざまざと頭に浮か…

NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』がもうすぐ終わりだけど、これは評判通りのおもしろさで、ときたま見てるかぎりでも、ほんわかした。今にわかブームだという「困り顔」は、綾瀬はるかじゃなくて松下奈緒のほうがそのものズバリなのは間違いない。この人は…

ジョン・アヴネット『ボーダー』(2007)

RIGHTEOUS KILL 英語 101分 PG-12 出演: ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、カーティス・ジャクソン http://www.heat-matsuri.com NY市警のベテラン刑事、タークとルースターは20年来のコンビ。が、ある連続殺人を追うとすべての根拠…

新井白石『折たく柴の記』での、勘定奉行・荻原重秀の書かれようのひどさといったらないのであるが、荻原の貨幣改鋳策と、新井白石の経済政策を公平に評価するとどうなるのかは、かなり疑問。荻原の貨幣改鋳策はインフレ政策のようだが、悪貨は良貨を駆逐す…

民主党代表選は小沢が負け、菅続投の結果に。乗数効果の意味も分からない人が「雇用を増やす」とか言ってるのは、ほんと不愉快。政治主導も無理そうだし、とりあえずデフレ脱却議連に期待するしかないか。 この時期になって横浜に負けてるダメ球団が…。

昨日だかの朝日新聞で、堂本剛が奈良について語ってたんだが、こういう奈良県人的保守感覚というのは意外とある現象なのではないかと思われる。故郷への漠然としたパトリオティズムが悠久の伝統に繋がってしまう(保田與重郎?)。何にもないけど、むかしか…

太ったという説と、太ってはいないという説があり、痩せていないことだけは確かなので、ダイエット中である。「太った/痩せた」の2項対立を脱構築すると、「老けた」という可能性も出現するのだが、これは考えたくない。8月終わりに狂ったように焼きチョ…

東京駅八重洲方面出口に新しく出来たドトールで、冷たいヨーグルンを飲んでると、頭上で電車のすさまじい轟音が…。ここは夢の第二層?いや第三層か?、と焦った(←『インセプション』ネタ)。

貫地谷しほりがかわいい。 小室が死去。ちょうど亡くなった日にひさびさに話題にのぼったのでありました。 上告棄却の鈴木宗男。代表戦さなかのタイミングが政治的かどうかについて、佐藤優は「司法官僚の集合的無意識」と指摘。この表現はツボ。無意識的・…

こないだ喫茶店の横でしゃべってた既婚女性二人組が、「結婚相談所に35万円払って入会した結婚できない友人女性」について、哀れみを隠すようにして話題にしていたんだけど、その哀れみにはそれなりの妥当性があるように直感した。だいいち、35万円というの…

昼間、どしゃぶりの雨でびしょぬれになり、さいてーさいあくとはこのことだ。被害は甚大。昨日はペットボトルのフタが開いて、鞄のなかで飲み物がこぼれたんだった。水難。天気予報はインテリジェンスに欠けているし、自分の判断も鈍くて、もうお手上げ。つ…

10月前半の結婚式の案内を出し忘れてた、申し訳ないと、友人からお詫びの電話。彼が、中国に修学旅行にいくのにパスポートを忘れた過去を思い出したが、パスポートよりは明らかに小事であって、そこまで恐縮してもらうには及ばないと思う一方で、結婚式は修…