2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

岡崎京子『カトゥーンズ』(角川書店)。ほぼ読み終えたと思っていたので、未読の本を見つけて、ちょっとうれしかった。すれちがう人々の日常の断片。「私達はそれぞれの人生の主人公であり、他人にとってはワキ役であり、そしてそれは同時に起こり得ること…

岩本茂樹『教育をぶっとばせ』(文春新書)。関西の定時制高校の報告。 教育は生徒を「保護」すると同時に、「自立」を促すパラドキシカルな営み。たとえば「自立」の側に立つなら、違反に対応するのに教育の論理は必要なく、法的基準を適用すればそれでよい…

仕事を進めるか、と、図書館に行ったら、フェスティバルだった。せっかくだから農学部を回ってみると、鰻の匂い。昼飯を食った後だったが、微妙なノリの良さを発揮し、国産うな丼を食す。700円。食った後、珍妙な海洋生物をいろいろ見て回る。質問してみたの…

シドニー・ルメット『その土曜日、7時58分』(2007)

BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD R-18 1時間57分 出演: フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサン・ホーク、マリサ・トメイ、アルバート・フィニー 金に困り両親が経営する宝石店を狙って強盗計画に及んだ兄弟。実行の土…

大久保へ。濃厚な街である。textを4冊購入し、見比べてみるととても面白い。NHKドラマ「ツレがうつになりまして」を点けていたのだが、ウツどうこうというよりも、藤原紀香を妻にした陣内の気持ちがちょっと分かるような気がした。

ロジャー・ドナルドソン『バンク・ジョブ』(2008)

THE BANK JOB イギリス映画 1時間50分 出演: ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ダニエル・メイズ http://www.bankjob.jp/ 1971年英国のある銀行に7人の強盗団が侵入、現金と宝石類に合わせ王室の…

フラフラでぎりぎりの準備で始めるも、なかなか上手くいって楽しかった。上手くいくと思ったことがそれほどでもなかったり、逆の場合だったり、難しいが面白い。

夕方から某イベント。なかなか面白かった。自分の属性についての周囲の関心は、どうも属性それ自体のみから発しているということではなくて、別の媒介をつうじていっそう強化されているのであるらしい、と知った。せっかちな感じで面白い人だった。それにし…

迷っていたことがまずまず上手くいき、気が重かったことがわりと上手くいった。よかった。ハッタリを程よくカマしていくことが大切。先日の「現物」を確認し、なるほどこうなったのね、といろいろ納得しつつ、こういうのが人生を味わう楽しみである。

自転車でうろうろ。眠い。

某ブログとそのまた某ブログで話題の某「知的美人」、たぶんというかほぼ確実に知っている人のような気がする。年は若干違うがオナクラだった人で、妙なエピソードをいろいろ思い出して懐かしくなった。とりあえず現物を確認したい。ずっと仕事を進めてつか…

ずっと仕事。半端なく面倒くさい。こだわりだすと一ミリも進まないので、過度にこだわらないことが肝要。秋月龍ミン『誤解された仏教』をめくってみるが、ブラフマンとアートマンの一致(梵我一如)のヒンドゥーイズムと仏教思想を截然と区別するやり方は、…

自転車で移動。「若返った」などと言われ、もしかするとそうかもしれない。Louvre@国立西洋美術館。「「黄金の世紀」とその影の領域」、「旅行と「科学革命」」、「「聖人の世紀」、古代の継承者?」の3テーマによる構成。デカルトの、ベラスケスあるいは…

疲れ切った。作業を終えて帰ってゴロン。図書館に寄り、夕飯を食いに行く。最近発見した地味な中華料理屋がめっちゃ美味しいので、幸せな気分。人知れず良い仕事をしているのはすばらしい。

引き続き点検作業。すべては過大評価であったことを悟る。もしかして自分が悪いのかという気もするが、たぶんそうじゃない。夕方から別件。現実の多義性とは、多義的な現実にどっぷり浸かってはじめて実感される。ただし自分に対して気を遣って下さるヒトを…

一束点検し、ちょっと簡単すぎたけどまあいいかと。頭の良い悪い以前に、絶対的な容量不足というものが存在していることを知る。点検作業で疲労。その後超ひさびさに某所に顔を出すもののやはりこれは精神衛生に良くないわなと今更ながら実感。賢くなること…

本気で東京にもインフルエンザが来て欲しい。明らかに五月病。いくつか不愉快なことあり。状況の未規定性の感覚から抜け出せないのは性格だが、レベルはともあれ明快なことを気持ち良く主張している人を見ると、劣等感が生じてくるのは五月病のせいだ。

疲れのせいで身体が重い。元総理の孫が母親と別れてむずかる様子を目撃。池袋で文房具の買い物。桐野夏生『アンボス・ムンドス』は大体読み終わり、いまは『錆びる心』。ほんとおもしろい。新型インフルエンザ感染爆発。「感染の疑い」報道は一体何だったの…

あがた森魚『僕は天使ぢゃないよ』(1977)

主演:あがた森魚、斉藤沙稚子、横尾忠則、大瀧詠一、桃井かおり、泉谷しげる、鈴木慶一、三上寛、友部正人、岡本喜八 漫画雑誌「ガロ」に連載されていた林静一の「赤色エレジー」を映画化。漫画家志望のイラストレーター・一郎は、恋人の幸子と四畳半のアパ…

降旗康男『非行少女ヨーコ』(1966)

主演:谷隼人、大原麗子、荒木一郎、東野孝彦、城野ゆき 実話を元にした降旗康男監督のデビュー作。家出して新宿を彷徨うヨーコは、予備校生のジロウと知り合う。ヨーコに惚れていながら、なにもできない気の弱いジロウに苛立つヨーコ。そんなヨーコの夢の土…

民主党代表選。岡田の演説も悪くなかったが、鳩山の妻に頑張ってもらえば何とかなるかもしれない。渋谷でNHKカメラが取材。一応コメントを整理してみたが声は掛けられず。

とりあえずカタもつき、酒。一次会より二次会、二次会より三次会。他者評価を気にしないことと、他者評価の実状に鈍感であることとは別。まずは腹の探り合いが必要だが、それは相手方がcontingentな状況である事実を前提していないという条件をふまえたうえ…

滝田洋二郎『おくりびと』(2008)

2時間10分 出演: 本木雅弘、広末涼子、山恕W努、余貴美子 http://www.okuribito.jp/ オーケストラの解散で、山形に帰郷したチェロ奏者の新しい職業は“納棺師”。人を“見送る”仕事を通して、自身の人生の意味を再発見する、ユーモアと感動が融和した、胸に染…

成程と思ったのは、自己愛を客観的に認識できない人間が、他人をうらみ状況をうらみ不平不満をぶちまけるのであって、そのような自己愛が保全されてあることは、その人間のsimpleさを示し、simpleである以上憎めない存在とも考えられるなか、はてさて自分は…

ちゅうかめっちゃねむいし。脳みそゆれてるし。有益なアドバイスをもらい、だいたいでけた。とらドラ。小沢辞任のタイミングは予算案成立直後の解散を牽制する意図と『週刊文春』の上杉隆。

睡眠不足。この上なく面倒くさい。コミュニケーションのきっかけを捉える計算高さにほとんど感動しつつ、オッチャンにはそのマンガはムリかもという件。それにしても人はいかにしてアニメ声を獲得するのか。

小沢が辞任。辞めて当然という世論の声。さしたる思考力も発揮せず他人を断罪する傲慢は、オルテガ言うところの大衆の姿そのもの。すさまじく面倒な作業がやはり面倒。

帰りの電車内にイタリア人のゲイ集団が5〜6人。じろじろと見られて確実に視姦されていることを感じる。イケメン揃いで、たがいにお菓子などを交換。アルプスの山々は清々しく、春の草花が咲き誇る車窓の風景。木下恵介などに撮らせてみたい風光明媚。

名古屋から飛騨高山へ。A5級の飛騨牛を、牛刺し、ローストビーフ、しゃぶしゃぶで頂き、ほっぺたが落ちそうになるが、こんなに牛肉を食ったことがないので、ちょっと苦しかった。VIP級待遇。寝転んだまま温泉に入る。

光石富士朗『大阪ハムレット』(2008)

1時間47分 原作 森下裕美 出演 松坂慶子、岸部一徳、加藤夏希、森田直幸、久野雅弘、本上まなみ、間寛平 http://www.osaka-hamlet.jp/ それぞれに悩みを抱える三兄弟と肝っ玉母さん、そして、なぜか亡き父の弟が同居する久保家。ヤンキーの次男は、例えられ…