自転車で移動。「若返った」などと言われ、もしかするとそうかもしれない。Louvre@国立西洋美術館。「「黄金の世紀」とその影の領域」、「旅行と「科学革命」」、「「聖人の世紀」、古代の継承者?」の3テーマによる構成。デカルトの、ベラスケスあるいはフェリペ4世の、アムステルダムの、ルイ14世の、つまりはバロックの時代。トリエント公会議前後の対抗宗教改革の動きが、「聖人の世紀」として位置づけられていた点も良かった。バロック絵画は大好きだが、やはり数年前にも見たラ・トゥールの夜の絵が今回も感動的。陶器のように滑らかに白く輝くイエスの顔。プッサン「川から救われるモーセ」、プルビュス「マリー・ド・メディシスの肖像」、レンブラント自画像、フェルメール「レースを編む女」、ル・ナン「農民の家族」。クロード・ロラン「クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス」、ベラスケス「王女マルガリータの肖像」、「ルネ・デカルトの肖像」、ブリューゲル「火」、ルーベンス「ユノに欺かれるイクシオン」、アンニーバレ・カラッチ「聖ステパノの石打ち」、ラ・トゥール「大工ヨセフ」、ムリーリョ「無原罪の聖母」、グェルチーノ「ペテロの涙」など。金曜夜が狙い目とのこと。谷中を経由して動坂の店で夜ご飯。