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柴崎友香『寝ても覚めても』(河出)って小説が評判高いらしいということで、ちょっと前に読んでみたんだけど、ぜんぜん面白くなかった(途中で読むのをやめた)。セリフが関西弁なのでそこは独特の魅力があるんだけど、情景描写がいまいち分かりにくいし、引き込まれるような魅力がないし、「恋愛小説」というのも入り込めない理由だったかもしれないが、これは読む人が読むとやっぱり「圧倒的最高傑作」なんでしょうか? 自分の審美眼を絶対視するほど、自分の偏狭さに気付いていないわけではないと思うので、謙虚になって、こう言うわけだけど。
- 作者: 柴崎友香
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/09/17
- メディア: 単行本
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