毎年思うことだが、クリスマス商戦は早すぎる。騙されて「もうクリスマスかぁ」などとマヌケな感想を垂れ流している頭の弱いひともいたりするが、あたまわるくてむかむかする。「もうクリスマス」なわけがない。資本主義はもっと知恵を発揮すべきだ。ハロウィンとクリスマスの間にハロクマス的なイベント(=バレンタイン的なもの)を考えたほうが、だらだらクリスマス商戦をやるよりも、消費マインドを掘り起こせそうな気がするが、ちがうだろうか?
尖閣ビデオ流出で海上保安庁の職員が名乗り出た。テレビの報道を見ていると、海外には「ウィキリークス」という情報漏洩を助ける団体があるらしい。「国家による情報の秘匿」という政治戦略の意味(およびその正当性)をめぐって、構造的な転換が生じているように思われて、大変興味深い。というより正確には、国家をめぐる構造転換というべきか? (例えば密約が出来ない国家があるとして、それは国家としての性能を維持すると言えるだろうか?とか。完全情報を基本条件とする民主主義の原理は、原則的には密約的なるものを否定するが、密約なるものが失効してその性能を弱められた国家において、民主主義が十分に機能するだろうか?とか。)