咳があまりにもひどいので、もののついでに医者に行ってきた。咳止めの薬をもらう。体温計ではかってみたら、やや微熱。明日はN響にでも行こうかと思ってたんだが、問題はこの咳がとまるかどうかである。
夜、前から気になっていたが、店構えが独特すぎて入れなかった韓国家庭料理に突入。韓国スタンダードではこの店構えは普通だな、と分かったので。かなり渋い店だが、あまりにも普段着すぎる雰囲気が気に入った。
ところで、そういや「抽象思考」ってそもそも何だろうかと歩きながら考えていたのだが、「対象の空間的・時間的相対化」という答えがとりあえず有効かなって思ったんだけど、これはこれで問題があるんじゃないかとさらに思った。というのも、空間変数と時間変数って独立じゃなくて、空間を固定して時間軸だけ操作したとしたら、ある時点で、必然的に、設定される空間が変質する(たとえば日本社会という空間を縄文時代に移したとしたら、それってもはや日本社会という空間かどうか疑わしくなる)し、逆に、時間を固定して空間軸だけ操作するとしても、宇宙の果てまで拡大していくと、時間の観念に何らかの変質を被りそうである。先験的カテゴリーのゆがみ、か?均質時間・均質空間の想定がまずいのだとしたら、上記の意味での「抽象性」は「近代性」が刻印されてる、ってことになるかもしれない。そうだとすると、最初から少なくとも時間変数をコントロールするのに失敗している、ということになりそうだ。かぜ薬のせいか、頭がわるくなっている気がしてきた。