サム・ライミ『スペル』(2009)

DRAG ME TO HELL 99分 脚本 サム・ライミ、アイヴァン・ライミ、撮影 ピーター・デミング、音楽 クリストファー・ヤング、出演 アリソン・ローマンジャスティン・ロング/ローナ・レイヴァー/ディリープ・ラオ/デヴィッド・ペイマー/アドリアナ・バラーザ http://spell.gaga.ne.jp/

銀行員OLクリスティン(アリソン・ローマン)のもとに、老婆ガーナッシュ(ローナ・レイヴァー)が「家の差し押さえを延期してほしい」と頼みにやってくる。次長職への昇進をめざすクリスティンがこれを断ると、恥をかかされたと激昂したガーナッシュは彼女に呪いをかける。
ホラー映画を見るのは黒沢清『叫』以来だが、血が吹き出たり、汚物をぶちまけたり、とんでもなくバカバカしい。ガーナッシュがクリスティンに噛みつくが、入れ歯が外れてクタクタすべっている場面や、死んだ老婆の墓を掘り起こすが洪水みたいになって二人で沈むシーンとかが面白かった。ラストのあまりに露悪的なオチも最高に不愉快。たぶんこれは成功してるんだろーな。基本肌に合わないが、クリスティンの笑顔がso cute。
http://www.youtube.com/watch?v=f0u9-yZCw4U