スタバのコーヒーがあまりに濃いので、卒倒しかける。1割も飲まずに全部捨てた。コンセントがあってPC仕事が進められたのは良かったが、どうにもmottainai
小津映画は良かった。しかし何てブルジョワ家庭なんだろうか。お手伝いさんがいて、娘は両親に敬語で会話。そのお手伝いさんが美容院相手には高圧的、とか、細かい演出は面白いんだが、娘の結婚にとまどう父親にしたって、「良家の坊ちゃんがそのまま大人になった子供っぽさ」がユーモアの源であって、これは妙に引っかかる。
「都会に出てきた田舎者が、田舎であった嫌なこと、後ろめたいことを封印して、逆説的にもきちんと暮らしている」というのが東京人の魅力の本質だと思われる。だから、「ちょっとした親族間のいざこざとか金銭的なこととかで、きちんとしていたはずの暮らしにヒビが入る」みたいな、成瀬巳喜男的演出のほうがふさわしくて、小津作品はその意味で、都会人を描いた映画ではない、という感じすらする。