なんとなく気が重かったが、何の責任があるわけでもなく、まあ考えすぎだったか。
NHK「わたしが子どもだったころ 落語家 立川談春」を勿論、視聴。談志に弟子入りする話は最後にさらっとで、談春の原体験、戸田競艇場に通い詰めた話が中心。これには納得。競艇場のオッサンみたいな、強烈な変人が、「落語は人間の業の肯定である」という談志理論を体現している。説明しなければ分からないってことは説明しても分からないってことだし、一度自分で考えたのでなければ分からない哲学というものがある。密度の高い番組で堪能した。濃い人間にならんといかん。