前原国土交通大臣八ッ場ダムの現場視察。マスコミ報道では、4600億円の予算のうち3200億円が投入されているので作った方が安くつく、とのことだが、見たかぎりダムなんてどこにもないじゃん。そもそも「安くつくか高くつくか」の厳密な試算をやったのは誰?どうも当てにならないような気がする。
それ以前に、「安いか高いか」問題の手前で、工事が不必要であることだけは明白だろう。建設推進派住民の感情的わだかまりはわかるけれど、関係都道府県の首長のコメントをみても、ダムが必要なロジックはほとんど見られない。不必要なダムの中止を検討するのは当然の行為で、今回の混乱はむしろ自民党に責任がある。
とりあえず、まずは試算をやり直して、ダムは中止、温泉地として復興を果たし、巨大なコンクリートの柱は、バンジージャンプの遊戯施設に作り替えたらいいと思う。