「聖地チベット」

上野の森美術館。「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」。吐蕃滅亡後、後期インド仏教(密教)が流入したのだそうだ。男性生殖器が女性生殖器にはめ込んである絵や仏像を見て、中沢新一のことを思い出す。独特の色彩感覚はインド的かつ中国的。元・明・清では中国皇帝の保護・帰依を受け、豪華なタンカ(曼荼羅を描いた布地)は永楽帝の宮房で製作されたとかで、何とも豪華。病気別(四分類)にヨガやオイルマッサージなどの処方が示された「四部医典」の図解に感動。ソンツェンガンポ、ツォンカパ関連のお土産がなくて残念だったが、「ポタラ宮・サクマドロップ」というのがあった。五体投地、一回回すと教典を読んだことになるというマニ車など、面白い。その後、脳がおかしくなり、夜のお台場へ。玉子かけご飯が美味かった。
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