リビア内戦に仏英米が介入し、戦争へと発展。反政府派との本格的な武力衝突に突入する直前に、国連安保理決議に基づく人道的介入をおこなった、ということのようだ。カダフィが倒れて、第二のカダフィが生まれるだけではないかという気もするが。
いまさっきのニュースで防衛大臣が「原発の1号機から6号機までの燃料プールの温度は100度未満ですので、安心できる数値です」と会見していたのだが、意味がよくわからない。外から放水してプールに投入したのは「水」だったはずだが、だとしたら100度未満なのはほとんど当たり前だと思うのだが。頭が痛い…。
これは情報を提供する側にも受け止める側にも、両方にありうる問題だと思うのだが、いま必要な情報は断じて「安心できる情報」ではない。「安心させるための情報提供」なんていらないし、安心できるような情報を望み、そうでなければ不安に煽られてパニックに陥ってしまう、というのではアホみたいである。
必要なのは、客観的なリスクの見積もり、つまり、どんな危険がどのような生起確率で分布しているか、の情報でしかない。政府によるパターナリズムでも、他律的思考でもなく、情報を得たら、あとはどのレベルでリスクを引き受けるかの心構えをしておくことが、賢い国民の態度だと思うのだが。
関西に避難することのマイナス点は、映画に行きにくいことと、災害への当事者意識が薄れてしまうことだな。忌野清志郎の歌が沁みるわ。
http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do&feature=related