呉美保『オカンの嫁入り』（2010）

110分　出演： 宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太　http://okannoyomeiri.jp
父亡きあと、母陽子と娘月子は仲良く二人で暮らしていたが、ある夜突然、母陽子が金髪リーゼントの青年を連れ結婚宣言を…当たり前の日常の変化に戸惑う娘の月子、“おかしくて悲しい”家族の姿を通し、当たり前の日常にこそ感じる幸せをきめ細かく描いた感動作！！（GH）

なかなか良かった。いきなりストーカーが出てきたり、母親がガンになったり、設定が安っぽすぎてバカみたいに思える部分はあるのだが、それを補うかのような俳優陣の演技の素晴らしさである。宮崎あおいと大竹しのぶの関西弁も、最初はヒヤヒヤしたが、十分上手かった。桐谷健太がコテコテなので、バランス的にも良かったんじゃないかと思う。セリフ回しと演出が優れている。桐谷、良かった。
それにしても、宮崎あおいは天才だ。天才だなぁ、としみじみ思いながら観ていた。京阪電車に乗って通勤する、都会的な雰囲気のあるお嬢さん。かわいい。