「THE ハプスブルク」

国立新美術館しょっぱなからマニエリスムで有名なルドルフ2世の肖像がお出迎え。やや奇異に感じたが、要するにウィーン美術史美術館・ブダペスト国立西洋美術館の収蔵作品、つまりオーストリアハプスブルク家のお宝が中心になっていて、しかしハプスブルク関連の超有名絵画が軒並み鑑賞できるようになっているのは、さすがはルドルフ2世というべきか。イタリア絵画、ドイツ絵画、スペイン絵画、オランダ絵画を、16〜19世紀のヨーロッパ史ハプスブルク史)と絡めて鑑賞できるのはとても楽しい。ボヘミア地方の存在感が気にかかる。閉館一時間ちょっと前くらいに入ると、終わり間際で絵画ゾーンがガラガラになるので、オススメです。
カール6世、「11歳の女帝マリア・テレジア」(アンドレアス・メラー)、「軽騎兵連隊の軍服姿の神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世」、フランツ・ヨーゼフ1世、「オーストリア皇妃エリザベート」(ヴィンターハルター)、ジョルジョーネ作品、ティツィアーノ作品、「若いヴェネツィア女性の肖像」(デューラー)、クラナッハ作品、「受胎告知」(エル・グレコ)、「食卓につく貧しい貴族」「白衣の王女マルガリータテレサ」「皇太子フェリペ・プロスペロ」(ディエゴ・ベラスケス)、「幼い洗礼者聖ヨハネ」(ムリーリョ)、ゴヤ作品、ブリューゲル作品、ルーベンス作品、ヴァン・ダイク作品など。「フェリペ2世の騎士甲冑」の等身大(?)彫像がかっこいい。顎のとがり具合を横から要チェック。
お土産をバカみたいに買ってしまった。六本木のマックに入ったら、多国籍ぶりがハンパでなかった。