アイガース・グラウバ『バトル・オブ・リガ』(2007)

RIGAS SARGI (118分・35mm・カラー)第一次世界大戦後、ラトビアはロシアから独立を果たし、市民が平和の息吹を感じたのも束の間、今度は右派と左派の内戦地となってしまう。大戦からの帰還兵マルティンスも念願の結婚式当日、その戦禍に巻き込まれてしまう…。ラトビアの若手映画監督アイガース・グラウバが取り組んだ壮大な戦争映画。
製作国:ラトビア 言語:ラトビア語 字幕:日本語、英語 Language: Latvian Subtitles: Japanese, English (FC)

独立を果たしたはずのラトビアが、バルト地域の領有を目論むドイツ国土防衛軍とロシア軍と戦い、勝利する。仕方がないとはいえ、あまりに単純素朴なナショナリズム礼賛。いじめっ子に一泡吹かせてスッキリという、子どもの喧嘩レベルの発想。ビニル袋をがさこそやっている偏屈ジジイを叱りつけてから、眠る。