2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

不起訴の見通しが報道されている小沢は、特捜検察を抜本的に改革すべきだが、今回の事件は、世の中がいかにデタラメに出来ているかのケーススタディとして、なかなか興味深かった。『週刊朝日』問題は検察の深追いでは? 森鴎外『雁』(岩波文庫)を読んでみ…

市川崑『日本橋』(1956)

(111分・35mm・カラー)淡島千景と山本富士子、芸者に扮した二人の美人女優がしのぎを削る、泉鏡花の新派劇の映画化。市川監督初のカラー作品。書き割りを意識した背景、路地のセットなど、監督の創意と大映京都撮影所の技術力が結集した美術も圧巻。また色…

豊田四郎『雁』(1953)

(104分・35mm・白黒)森鷗外の長篇小説が原作。成澤により脚色された本作は、父を養うため高利貸しの妾となった娘・お玉(高峰)に焦点をしぼったものとなっている。原作に劣らぬ薫り高い秀作と評され、興行的にも大ヒットし、戦中から長いスランプに陥って…

ここんところ精神状態が少しおかしい気がするので、今日は一日、不良になって過ごした。昨晩も「せんねん灸」をしてから寝たが、気鬱だと思います。夜、skypeで在独の某友人と話す。skypeすごいわ。こっちも雪が降ったが、アチラはマイナス12度なんだって。…

上念司『デフレと円高の何が「悪」か』(光文社新書)。超おすすめ。「モノとお金のバランス」を調整するのが経済政策であり、お金が不足するデフレ、その副産物としての円高が、どのように甚大な悪影響をもたらすか(現にもたらしているか)が、きわめて分…