マリオ・オハラ『神のいない三年間』(1976)

TATLONG TAONG WALANG DIYOS (THREE GODLESS YEARS)(120分・35mm・カラー) 日本軍将校とフィリピン人女性の戦時下の悲恋を描いた1970年代フィリピン映画の傑作。国民的女優ノーラ・オノールが主演。監督のマリオ・オハラは俳優、脚本家としても活躍している。本作のネガは既に失われ、現存するプリントも劣化の危機に瀕していたが、福岡市総合図書館がデュープ・ネガの作成に尽力し、その後の上映が可能になった。
'76(監)(脚)マリオ・オハラ(撮)コンラッド・バルタサール(音)ミランダ・D・アサルコン(出)ノーラ・オノール、クリストファー・デ・レオン、ラファエル・ロコ・Jr.、オーランド・R・ナドレス、ペキェ・ガリャガ、マリオ・エスクデロ、ヨランダ・ルナ (FC)

スパニッシュっぽいギターの音色、曲調が独特でよかった。日本人がフィリピン人女性をレイプしてから本気で惚れる(しかも妊娠)という設定で、かなり入り込みづらいのだが、映像の朴訥とした真実味には好感を抱いた。だいぶ寝たけど。