2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

内田吐夢『逆襲獄門砦』(1956)

(94分・35mm・白黒)ウィリアム・テルの舞台を幕末の動乱期に移し、天領を支配する代官ら権力者と農民との死闘を描いたオリジナル脚本を、『血槍富士』(1955年)、『黒田騒動』(1956年)に続いて3度目となる吐夢=千恵蔵コンビが活劇調に仕上げた娯楽作。…

この間、菅原克也『英語と日本語のあいだ』(講談社現代新書)という本を読んでいて知ったのだが、平成二十五年度(2013年度)からの新指導要領では「授業は英語で行うことを基本とする」と定められているらしい。議論が盛り上がらなかったものの、これは英…

他国の外相から「私が外相になってから、あなたは6人目の日本の外相だ」と言われたそうだが、菅政権は崩壊寸前なので、前原の次の外相もショートリリーフになるのは目に見えている。「日本の政治の劣化も行きつく所まで行きついたものだ」と慨嘆したくなる…

前原外相辞任。旧知の在日韓国人からの献金だというのだが、「外国人からの政治献金禁止」というルールを適用して、このことを問題視するのは、あきらかに良くないことだ。どちらかというとルールの方に修正の余地がある。ヒステリックな拝外主義的感情に訴…

佐分利信『慟哭』(1952)

(114分・35mm・白黒)俳優・佐分利信の監督第5作。脚本は彼がしばしばコンビを組んだ猪俣勝人のオリジナル。妻を喪った劇作家(佐分利)が、劇団の若き研究生(阿部)に強く惹かれ、新作も彼女をイメージしたものに変わっていく。かつて妻との三角関係で紛…

頭の中で「カチン」と音がして、完全にカチンときた。何かを言い返してやろうと思ったが、「ウンコは黙ってろ!」とか「お前、クサいんだよ!(事実)」みたいなのしか思い浮かばず、悔しいが、言葉を飲み込むほかなかった。腹立たしいことこの上ない。心の…

とりあえずやるべき作業は済ませた。仕事量が半分なので楽は楽だが、そのぶん凝ってしまったかも。厳然としてやらなきゃいけない作業というのはいい。 京大カンニング事件の受験生は、山形出身で仙台在住の予備校生とのことで、もうあまりいじめないであげて…

ウニー・ルコント『冬の小鳥』(2009)

旅人 韓国・フランス映画 韓国語 92分 PG12 出演: キム・セロン、パク・ドヨン、コ・アソン http://www.fuyunokotori.com 1975年、韓国ソウル郊外。よそ行きの服を着せられ9歳の少女ジニは、父に児童養護施設に置いていかれる。父は必ず迎えに来てくれる…

やっぱり花粉の薬のせいだ。花粉は公害だ。眠いし、精神的に鬱だし、頭の働きもずっと鈍っている。薬を飲まないとしたら、身体がもっとひどくなるのは目に見えている。

疲れのせいか、今日の話題のせいか、躁の集団に巻き込まれたためか、何もかも無意味だという鬱な気分に浸る。なにかに意味があると最初から思っていたかどうかも疑問なので、何もかも無意味だという感想自体が疑似問題にとらわれた結果にすぎないのかもしれ…